ローンの仕組み
自動車ローンは通常、元利均等返済(Amortization)方式。月々の返済額は固定で、前半は利息が多く、後半は元本が多くなります。月々の支払い式:
月支払 = P × r × (1+r)^n / ((1+r)^n − 1)
P = 車両価格 − 頭金
r = 年利 / 12
n = 年数 × 12
例
車両価格 300 万円、頭金 60 万円、借入 240 万円、年利 6%、5 年 (60 回):
- 月々の支払い ≒ 46,400 円
- 総返済額 ≒ 278.4 万円
- 総利息 ≒ 38.4 万円
支払いを動かす要因
- 頭金:多いほど月々の支払いと総利息が減る。
- 返済年数:3 年と 5 年で月額と総利息が大きく変わる。
- 年利:銀行、ディーラー、メーカー系ローンで 3〜6% の差。
- 手数料:保証料や事務手数料は実質年利を押し上げる。
ローン vs. 現金一括
| 観点 |
ローン |
現金 |
| 資金繰り |
手元流動性を維持 |
一気に減る |
| 総コスト |
車価 + 利息 + 手数料 |
車価のみ |
| 柔軟性 |
月額固定 |
自由 |
| 隠れコスト |
保険・オプションの抱き合わせ |
なし |
よくある落とし穴
- 0% 金利のワナ:現金値引き放棄、抱き合わせ保険、手数料で実質コストは大きい。
- 月額を下げる誘惑:期間を延ばすと総利息が急増。
- オプション積み増し:GAP 保険、延長保証などで数十万円上乗せ。
- 繰上返済手数料:契約前に必ず確認。
ツールの実装
元利均等・月次複利で計算し、年ごとに元本と利息のバランスを棒グラフ表示します。返済初期と後半で構造がどう変わるかが直感的にわかります。